兵庫県宍粟市山崎町母栖
Road Map :R29をフクシン金属工業を通り過ぎ杉ヶ瀬から母栖の集落への林道に入って行く。
Route Map:関電山崎実験センターの施設に入り、貯水池横からの登山道で母栖の滝へ下って行く。
『日本の滝百選』 滝の全貌を見ることが出来ず、その実力が判らないまま終ってしまった。
自分に取っては幻の滝だった
'14年02月に母栖山に登った時に貯水池まで行っており、母栖の滝に行くチャンスであったが、貯水池の水が少なく滝水も少なかろうと母栖の滝に行くのは取止めていた。
一般的には関電山崎実験センターの施設内から下って母栖の滝を見に行くのであるが、今回はカシミールの地図に描かれているR29からの登山道で登りたいと思い、それらし林道に入るが、2ヶ所共に的確な滝見道を見付けられず、結局は関電山崎実験センターの施設に入り一般的なコースで見に行くことになってしまった。
母栖の滝
貯水池から下って見に行くのではなく、下から登って順番に滝を見に行きたかったが、登山道を見付けることが出来ず、一般的な貯水池からの滝見となってしまった。
下の滝の末端を見に行った時にもう少し歩いていたら、色んなことが判ったのかも知れないが、安易に早く戻ってしまったので多くの謎を残したままになってしまった。
上の滝も下の滝も全容を見ることが出来ずに自分的には幻の滝として残ってしまった。
又、ヒルのまだ出ない春先にでも、しっかりと散策したいと思う。
母栖の滝 (落差30m)
下り:35分(往路)
登り:38分(復路)余分な散策時間含む
コースタイム:1時間32分
もすのたき
施設内の管理道路はくねくねと長く、緩やかに上って行く。
関電実験センター入口に着き、ゲート前の駐車スペースに車を停める。12時18分にゲート脇の人用通路から施設内に入る。
ハイカーは管理事務所での記帳が必要らしが、誰も居なそうなので記帳はせずにそのまま貯水池に向う。
次のゲートが出て来た手前で左に曲がり、貯水池へ下って行く。
貯水池から右側にあるはずの滝見道に進んで行く。
貯水池には高級そうな大きなコイが沢山泳いでいた。
滝見道はしっかりと付いていたが、落葉が堆積して殆んど歩かれていない様な状態だった。
貯水池の右奥には滝見への道があり一安心。
駐車地からここまで19分だった。
直ぐに大きな滝が出て来たが、茂る樹木で殆んど見えなかった。この滝には名前が付いていない様で、一般的には上の滝と呼ばれている様だ。
朽ちた倒木が出て来たが、これは下を潜ることが出来た。
崖っぷちの道は崩壊仕掛かっており、補助ロープならぬケーブルが張ってあった。
31分にて”滝参道”と書かれた石柱が立っている分岐に着く。
大きくジグを切って下って行く。
”滝参道”に入ると崩壊部が多く、危険ではないが歩き難くなる。
左斜面からの崖崩れで参道は埋まってしまっていた。
35分にて”母栖の滝”横に建つボロい小屋に着く。
小屋の中には”不動明王”が祭られていた。
落差30mの”母栖の滝”は滝口は樹木で見えず、岩盤の隙間に落水しているので、全体を見ることが出来なかった。水量が多く迫力ある滝であり、ここまで近付くとする滝飛沫が飛んで来ている。
少し離れて見てみるが、滝口付近は見えなかった。岩の間に落水しているので滝壺も見えなかったが、滝壺は無いように見えた。
今日は滝見の為に長靴を履いてきたが、周辺の岩が苔生して非常に滑り易く、思った箇所に立つ事が出来なかった。
”母栖の滝”よりもその下に続く落差100mはあると言われている滝が凄かったが、上手く写真に撮ることが出来なかった。樹木越しに見ると遥か遠くまで滝の流れが続いていた。
この滝にも名前が付いておらず、一般的には”下の滝”と呼ばれている様だ。
樹林に入っても”下の滝”の末端が見えなかったので、山を下りて滝下を見に行くことにする。
下山を始めると道の形跡はあるが、大部分が崩壊、又は荒れ放題だった。
下って行くと沢から離れて行く方向に向かい出したのでこの地点で引返すことにした。本当は下からの登り口がどこにあるのか確認したかったのであるが、勿体無いことをしてしまった。
昔は賑わった参道かも知れないが、今は崩壊し放題となっている。
戻り返し8分で”滝参道”に戻る。意外と下っていないことに気付くが、荒れた道は下りより登りの方が楽だった。
戻り時にも”上の滝”を見てみるが、やはり凄い滝で全容が見えないので”幻の滝”に認定する。
復路38分にてゲートに戻り ”母栖の滝”を終了する。
既に寒い季節になっているので今日はヒルとの遭遇はなかった。
貯水池に戻り、管理道を登り返して行く。